こんにちは。
拾ってきた包丁をきれいにします。
続けざまに研いでばかりいると本当に疑われそうですが、断じて違います。前回の藤次郎の段階でこれは入手しています。ですから怪しいことなど一切ありません。
とりかかります。
拾い物ですからご覧のありさま。
汚れからなにやら。
International PAMESOH Rostfre......
Pamesohがメーカーもしくはブランドの名前でしょうね。パメソー?ポメゾー?ポメ蔵って誰よ。
rostfreiがドイツ語かなにかで刃物ですよね。
調べてみるとPAMESOHはカタカナにするとパメッソ。刃物の町ゾーリンゲンのものだそうです。ちゃんとしてるっぽいな...。
謎なのですが刀身に細かな跡。
保存状態がアレで、何かに当たったままだったとか。どこかにこすってしまったとか。下敷きになっていたとか。
明らかに小さくへこんでいる箇所はサビやカビの原因になるので好ましくありません。
刃が欠けているわけでもないのでいつもどおりに研ぎました。
切っ先を尖らせ直して、汚れを落とした先端がこちら。
可もなく不可もなく。強いていえば不可が勝つ。
作りが安っぽい。刃もステン一色でかつめちゃくちゃ軽量。先日の藤次郎菜切り包丁が200gあるのに対してPAMESOHは100g。扱いやすいのかもしれませんけど、そのぶん力が必要になるのでどうかなと。
全体の質はプレゼントで手に入るツヴィリングの安包丁に近い。
中子が短い。
使ったことのある包丁で貫いていないのは初めてです。このせいで軽いのかな。いや、単純に刃が薄いのだ。
口金と柄の隙間が広い。広いっていうか、これって存在して大丈夫なんでしょうか。
こんなにあるとホコリやゴミ、水分が溜まって腐るでしょ。調理に使うのに衛生面で不安。
使えるように研げましたけれど、サブといいますか、主の包丁が弱って研ぐのが面倒なときのためにとっておく以外の用途が思い浮かびません。
また誰かになすりつけておきましょうか。
では、またお会いしましょう。