こんにちは。
拾いものですよ。
年の瀬も近いので掃除に少しずつとりかかる時期です。すると昔に買って今は使わなくなってしまったものに再会します。
今回はそんな一品。
手芸といいますか、ビーズ細工かなにかかと思って拾い上げてみると、美しいカットの石がはまっています。糸も通していません。
ペリドットという名で、安くもなく高くもなく傷がつきやすいそう。モース硬度6.5-7。比較としてサファイアガラス(お高い時計のガラス)が硬度9。ま、言われてもわかりませんよね。私も実感わかない。
枠の部分も色あせており、真鍮かと思いましたがなんと「K18」の文字。
長年の放置の末でしょう、金も軽く変色しています。あと小さな傷がありますね。裏側もホコリがこびりついています。白い。
さて、輝きを失ったこのペンダントトップをきれいにしていきましょう。
ちなみに石の全長が7mmくらいです。
まずは洗浄機にかけます。中性洗剤はつけないほうがいいみたい。表面につけたワックス的な何かが剥がれてツヤが消えるんだってよ。
表は変化がなさそう。裏側は白いつぶつぶが落ちて、石の透明度が上がったな?僕はそう感じます。
石の輝きは取り戻しましたが周囲の金が微妙です。まだ曇っています。
いつものように3000番のコンパウンドをつけて弱い力でこしこし....。やりすぎると変形しそうで怖いでやんす。
ビートルズを聞くこと数分。
裏はすでにきれいでしたが念のために綿棒でもう一度拭いたあとにブロワーでシュポシュポ。
この3枚で十分素晴らしさが伝わるかと思いますが、次の写真を見てください。
曲線部分、反射が良すぎて撮影するために寄った私の手が写り込んでいるんです。金って新品だとピカピカだしなあ。素人が磨いてもこんなに光るんだもの。
ペンダントトップとはいえだいぶ小柄です。一部歪んだ箇所もありました。
仲のいい宝石商に安く譲ってチョーカーにでも作り変えてもらいましょう。私が持っているよりも価値が生まれます。
では、またお会いしましょう。