こんにちは。
1428のガラスを交換します。
以前の記事でとりあえず生存が確認されたSEIKO1428ムーブメントを搭載したレディース時計。ガラスがボロボロのままで放置してました。
ebayを使って同じ径のアクリル風防を購入したので取り替えていきましょう。
まずは現状確認。
ベゼルのみが外れる構造だったので外して、内側からガラスを少しずつ押してやるとコロッと。割らないように注意。古いからでしょうね、軽い力で取れました。
光にかざすと。
これは使ってられませんね。日光のもとで見たくても白くなってイライラ間違いなし。
ガラスはモース硬度が4-6と弱く、割れやすく傷がつくと修正がほぼ不可能です。そりゃあ透明なパテとかで直せるかもしれません。難しそう。
さて次の段階のために準備を進めます。
残った接着剤を爪楊枝でカリカリ除きます。写真の白いつぶですね。
続きましてこちら、今回購入したドーム型のアクリル風防。
ハマっていたガラスの直径が20mmだったので同じ20mmを購入。
1/10mm単位で直径が選べたので逆にぴったり20mmで大丈夫なのか半信半疑。本体にはめてみます。
ええやん。
まず綺麗。一気に新品感が増してきた。触るとほんのちょっとぐらつくけど「遊び」と勝手に認識。進めます。
接着剤の代わりにUVレジンが使えるとの噂を耳にしたので試しましょう。
100均でも手芸コーナーに置くくらい入手が容易。他に使う予定はありませんが私も一本買ってみました。UVレジンの透明で粘り気の強いやつ。
あ、日光の当たる場所で作業してはいけませんよ。
爪楊枝の先にちょっとつけて、先程白い粒のあった部分へ伸ばします。そこへ風防を乗せる。はみ出した分はティッシュで拭き取れますので優しくふきふき。
硬化させるために日向へ20分くらい放置するとガラスが固着しているはず。私はこの段階まで気泡が入っていると気が付きませんでした。
出来栄えは微妙ですが雰囲気は昔っぽく見えますよ。
横から見ても近づかないとわからない気泡ですし、セーフセーフ。
これって透明以外のレジンで色を付けると、他とは違う文字盤が演出できるかも。
ベゼルも一応輝くように磨きました。銀色になったのでケースとのツートーン。
風防が透明になるとこいつの可愛さがより明確に伝わるよ。うん。スモセコ大正義。
10mmのベルトもホームセンターとかで買えますし、100均の時計からいただくなんてのも最終手段としては用意されてます。黒とか赤でもいいかも。ドレスウォッチよりは普段使いの時計っぽい雰囲気。
クロコ型のものを一組持っていますが、幅も合わないしどこで手に入れたのかもわからない状態。
私は何も手を加えていませんがほぼ復活を果たしたクォーツ時計。ヴィンテージ品として安く誰かに譲るのもいいですね。防水機能は期待できないので晴天時専用。
では、またお会いしましょう。