あの、私は不労働者のJohn、こっちは機械のMIYOTA。
やっと中国から届いたのでちょっとだけ見ちゃいますよ。
外観
やっぱり届いてみると小さく感じます。
500円玉よりも小さい。いや、お、同じだ...。この小型で40時間以上の駆動時間が確保できるんですねえ。メンズ用としてもうちょっと大きいのがあればもっと期待できるんでしょうか。
スペック
公式から情報をいただいて表にすると以下のとおり。
サイズ | 11 1/2''' | 姿勢差 | 50秒以下 | |
---|---|---|---|---|
厚さ | 5.67mm | 振動数 | 21600回/時 | |
精度 | -20~+40秒/日 | 石数 | 21石 | |
駆動時間 | 42時間(最大巻上時) | |||
機能 | 自動巻き+手巻き 日付早修正機能 3針 日付 |
正直スペックだけ見ても使い心地なんてわかりません。精度を求めるときにうまいこといくかどうかも品質によって左右されます。そもそも組み込んでもないしこのままではどうすることもできないので機械としての話はパス。
巻き上げ
このcal.8215は片方向巻き上げです。矢印のついている方向へ動いたときにのみゼンマイが巻かれます。部品が少なくて済むので故障が減りそう。
逆向き、つまり時計回りに動いたときはぐるぐる回ります。
怒涛のフリースピン中は一切ゼンマイを巻かない。腕をぶんぶん動かさない限りはこんな回転するわけないんで、無視無視。
回転錘が逆向きに回るときに音がシャカシャカ鳴ってちょっと耳障りだけはいただけないけど。
スペックで書いた機能のひとつの自動巻き+手巻き。止まってしまってまた動かしたいときにすぐ巻き上げられる便利な機能。ですけれども実際はちょっとね...。
手巻きの効率は芳しくないふうで、振り角が大きくなるまでに結構な回数が必要に感じました。テンプが振り始めたらあとは自動巻きに任せてもいいかもしれない。
<追記>
公式に拘束角も掲載されており振り角が機械で出せる。ただ精度はどうでしょうね。なんせ4000円あれば買えるムーブメント。日差+15秒、姿勢差±10くらいまでいけたら上等。
後日タイムグラファーにのせた記事が以下。
兄弟機のお写真は以下ふたつ。
秒規制については別記事を作りました。
<追記ここまで>
ケースの最小径が30mm強とあることからレディースウォッチとしても使えなくもない...?
ともかくこれで何本か作ったり、分解組立でもしてみてどこまで使える時計ができるのかは楽しみです。なんてったって日本のメーカーの機械ですもの。
では、またお会いしましょう。