損するあほう

やったこととか残しておく。※個人の感想です

hmt 0230を分解します

お久しぶりです。

しばらく前に手に入れたhmtの腕時計の機械を交換します。

 

ドナーというか、交換先のムーブメントは送料込み1000円(記事)の恐ろしさ。 

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見る限り油が消えてしまっているし、だいぶん古いんだろうと。稼働していればヨシ!

 

では裏側から開始。
裏おさえが2つに分かれているのはありがたく、日の裏と小鉄だけを取り外せる良心設計。もちろんツツカナも抜きます。

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オシドリピンに噛むバネがやばい角度で成形されているように見えて笑える。そんなところにネジ詰めてていいのかしら。

 

テンプを取る前に、耐震装置の石をば。実はパラショックを触るのはこのhmtが初めて。穴石のほうがバネになっているように思えるんだけど。これどこに注油すればいいんだ。

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テンプ受けの下はまさかの干支足を受ける。こんな地板のスカスカなところに受けをもってきても不安定にならないんだろうか。つかみやすくて助かるけど。

 

香箱受け。
角穴のネジが固すぎて折らないかと心配しながらも成功(hmtはCITIZENの技術提供を受けていますが)。丸穴座周辺のグリスはギリギリ残っていた。

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1枚目の画像で気づいた方もいるかも知れませんけれど、角穴車まで逆ネジで閉まっているのはちょっとめずらしい。定石は丸穴が逆、角穴は順。同じhmtや元祖のホーマーでネジ頭に3本筋が入っていないモデルもあり、知っておかないとほぼ確定で角穴ネジが逝く。

 

輪列はよくある形。SEIKOの4Rなんかも同じやりかたじゃなかったかな。

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たったこれだけの工程でおしまい。カレンダーも何もないシンプルな時計なだけあってとても簡単。

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ベンジンに浸して超音波で洗ったら次回は組立注油ですね。グリスも半乾きっぽかったので香箱開けてゼンマイにも注油したほうが良さそうだなあ。
今回のオーバーホールで実用可能なレベルまで生き返るかどうかが心配。(後日組み立てました)

 

では、またお会いしましょう。