こんにちは。
今年から道具をそろえ始めて作業ができるようになった。自作したやつもちゃんと仕事しててえらい。
一般に手に入らない道具が多いもので、自分の使いやすい道具は作るしかない状態ですね。
自分が考えて作ったわけではないのも含めてちょっとご紹介。
洗浄かご
記事にもしたやつ。
洗浄に関しては申し分なく。ただ、底の形状のせいでベンジンが隙間に残ってしまって、しっかり乾燥させないと作業机がちょっとしっとりする。ドライヤーも軽くあてながら乾かしてやる必要がある。
でも他の問題はないかな。ネジが抜け落ちることもなかった。
針抜き
市販品を薄くしただけといえばそれまで。
そのままの状態で使うと厚みがでかすぎて針と文字盤の間に入っていけない。様子を見ながら紙やすりで肉薄にしつつ、鏡面を作りましょう。
秒針等を抑えすぎて曲げるかもしれないから、バネは抜いてある。つかんだら自分で真上に引き抜いて使う。
近頃はこいつをツツカナ抜きに使っています。白の部分で地板を押しながら持ち上げられるので曲げる心配が減る。
別バージョン。
鉄の丸棒を削って薄くして丸みをつけただけ。てこの原理で引き抜く道具。あんまり場所を取らなくて好き。文字盤を擦ってしまわないようにポリバッグのきれを敷きましょう。
ソナー
海外のフォーラムで見つけた基板を実体におこしたもの。
実際の中身はオペアンプ。PCにつなげばtgなどのタイムグラファーアプリである程度の波形が観察できます。
こいつの優秀なのは出力をイヤホン等にすればチクタクやクオーツのパルスを耳で聞ける点。便利すぎて普通に売れるレベル。
リレースイッチつなげばクオーツの磁場を可聴化する、一台二役。
機械台(少々の加工のみ)
数百円の中華機械台。使えるように角をたてる。
一時的には使えるようになるけど、ベルジョンのしっかりしたの買うべきかと思い始めている。今はこれとヤフオクで手に入れた古くて丈夫な機械台を併用。
レディースの円形じゃないムーブメントは専用機械台を使うのが理想。樹脂の専用機械台は軽すぎるのが難点かなと思う。
最後に
買ってそのまま使える道具ってのは意外と少ないもので、ベルジョンやホロテックのような、値の張るところを選ばないといけません。
一方で安い工具がダメかというと、一概にダメとも形容できない。マネマネとはいえ、基本となる箇所(例えばバネ性や中心のブレ等)に欠陥が無ければ、お手入れ次第で頼れる奴に変身する可能性を大いに秘めているではありませんか。
動かして使うものはなるべく既製品を流用して、洗浄かごのような静的なものは製作するなり代用すればいくらでも安く抑えられます。
これからも使えそうな道具を100均やホームセンターなどで探しつつ、快適な作業環境を整えたい限りです。
では、よいお年を。 またお会いしましょう。