前半から続いて後半となるわけですが、文字盤側と比べると大して苦労はしなかった輪列側。
記録程度に。
まず一番の印象が、「82系は既に息をしていたのでは」
自動巻機構が輪列と同じ高さに配置されているのとか、受けの形状とか、輪列や香箱の場所はよく似ているように感じる。
ヒゲは偏りもなく健康。
コハゼはこの銀色のやつ。自動巻き機構を外してからじゃないと効果がないのに頑張ってゼンマイをほどこうとした自分が恥ずかしい。
解放するときは香箱の小さいネジみたいなのにドライバーをあてがってゆっくり回す。
歯車の形をしっかり観察しておけば自動巻きも駆動用の輪列も簡単。
地板や受けは外側から注油できないやつだった。CITIZENのは何フィックスなんだろう。「プロフィックス」だそう。よっぽど汚れてる石は外して刷毛洗いするのがいいけど、今回は状態も悪くないからスルー。
丸穴車は圧入で外せない。
オシドリやコハゼは別に困らないってのでつけたまま。
それよりも無駄な石がある。
このクリスタルセブンは33石仕様。しかし、歯車に石をあてがっても33個は満たなかったようで、意味もなく地板に石が埋め込まれているだけ。これでも確かに石を搭載していると言えなくもない。
多石化競争なんてのが起こるんだから、100石とはもっと置いただけの石が存在するんだろうか。5204キャリバーは石の数で1桁目が違うだけで、本質は5200と同じでしょう。
<追記>
シチズンのモデル検索でクリスタルセブンを見てみると、「カスタム ナイアガラ」とある。このカスタムとやらに搭載されていたのが5204だそう。文字盤のカラー化が流行ったようです。カラー化って言われるとテレビみたいだ。
<追記ここまで>
あとは洗浄機にかけて歯車の軸に注油。
外装をどうにかしないとこのままではつけられないな。
では、またお会いしましょう。