ぼろぼろのクリスタルセブンをどうにか使えるようにしたい一心で、文字盤もどうにかします。
まず見てすぐわかる通り、この文字盤はすでにどうにかされています。
明らかにムラだらけの赤部分。外れてしまった謎のリング。さすがに再び載せるには抵抗が...。
簡単な真っ白でいいので塗りなおしてこぎれいな状態にしたい。塗装のためにインデックスやロゴ、枠を取り外さないといけないけれども、古いものは上から止めてあるだけだったりするからなぁ。
よかった、裏側から植字がどうにかできるタイプのようで。
てなわけでピンセットや針を使ってプチプチ抜いてしまいましょう。インデックスをエタノールで洗っても黒線は消えません。
困ったのは曜・日まわりの窓枠。裏側からシェラックで止められているようで、押しても簡単には落ちてくれない。
仕方なくアルコールにつけてふやかしているとなぜ、この文字盤が赤く塗られていたかがわかりました。
なるほどなるほど。銀色だった文字盤が腐食して、隠すために赤色で無理やり隠したのか。ま、まあ自分で使うだけだったらいいけど、それをリサイクルショップに売りに行く精神は見上げたもんだ。
あと文字はアルコールで溶けるみたいですね。「crystal seven 33」の文言が消えました。
とまあ数時間ひたして柔らかくなっただろうときに剥がしてぐりぐり押し飛ばした結果。
曜板側の窓枠の返しみたいなのが片方折れましたとさ。
取り外しなんて考慮してないから固くて固くて。取り付けが難航しそうで不安。
あとはさび部分をやすりで落として白のラッカーで塗って保管ですね。
綺麗になったら時計に組み込んであげましょう。
では、またお会いしましょう。