おはようございます。
前回のPT5000について個人的な感想等ありますので。
精度
機械式時計で一番気になるのはやっぱり日差がどれほどまでに収まるのか。
紹介記事でも見たように、この機械は調整次第でクロノメーター規格をとおれるくらいの精度を求められるようです。今までのETA2824ベースのクローンではSellita以外で認定を受けているのはあるんでしょうか?Seagull ST2130では聞いたことがありません(知らないだけ?)。
他方、安いムーブメント(例えば Miyota8215やSeiko 4R等)でも調整すれば日差±10秒くらいで稼働する。メーカーの公差より圧倒的に良い水準を出す個体も少なくない。
eBayやAliexpressなどでみても8,000円前後で手に入るPT5000と、10,000円のMiyota9015ではどちらが時計としては優秀かともなってくるわけですねえ。Japan MovementにこだわるならMiyota9015。精度を求めまくるのならPT5000かな。
耐震装置
PT5000に採用されているのはNovodiacと呼ばれるもの。
使うだけの人には関係のない話かもしれませんが、オーバーホールにわかの私からするとこれは専用工具が必要で4000円位するんだなぁ。上手な人はピンセットの腕を綺麗に二本使って両手で回すのかもしれない。
工具作るか買うか練習するか、三者択一だ。
識別は容易
今までのチャイナムーブはいかんせんキャリバーナンバーがわからなくて困ります。Seagull ST2130, Liaoning SL3000, Ginault 7275, Hangzhou 6301, etc... どうやって見分ければいいのか分からないよう!
でも大丈夫。PT5000は公式の画像を見る限りキャリバーナンバーが刻印されているんです。
PT5000とはっきり書かれてますし、ロゴも刻印されてます。これは搭載するときの信頼度にも大きくかかわります。
どこの馬の骨かもわからないムーブメントが乗っていても正直動いていればいいのですが、もしも部品の不良が出てきたときなどにどれを入手するべきなのか判断しかねるのが恐ろしい。まあ安いし、部品を取り寄せるよりまるっと載せ替えのがかえって安くつくかもしれない。それもまた恐ろしいような気もするな。
組立部品の入手性
これも言うことなし。2824名義でeBay, Aliexpress, メルカリ等々あらゆるところでまだまだ新品中古が手に入ります。干支足の位置も一緒っぽい。保証はないけど。
最後に
アリなんじゃないかな。
精度と値段を天秤にかけてもコスパがいいし、ちょっと高級な自作時計や販売用にもってこい。春になったらこれ使って文字盤ヴィンテージで組み立てて使ってみようかな。2万円くらいかかりそうだけど。
ETA2824が20万円程度までの時計に使われてると思えば1/10の値段。
※個人の感想です
<追記>
届きました。
<追記ここまで>
では、またお会いしましょう。