OHしても調子がおかしいままのAGS。
クオーツソナーを当てて音を聞くと、
個人的にはまったくもって使えていると感じますが、普通の方々からすると数日に一度は狂う時計が「使える時計」なわけがない。
ところがICをいじるのは工業レベルの難しさになるわけでして、調整し直すのは至難の業であります。
ではどうするのか。こんな噂を耳にしたことがあります。
回路ブロックをベンジンで洗うと調子が良くなる場合がある。
まさかまさかの水洗。回路ユニットに対する最終手段がこんな...。あ、何が起きても一切の責任を負いかねます。
言うまでもなく浸しっぱなしやアフターが悪いときはそのまま死んでしまいます。あくまでサッと入れてパッと出してシュシュッと乾燥、これが前提です。
百聞は一見に如かず。自らの意思で自由に選択して経験を身に刻む重要性はどの分野でも同じ話。
南無三!!
1秒にも満たない水浴びでどう変わったのか。目には見えない回路ブロックが乾いてゆきます。
組み込んでて消費電流を計るも不安定。しかし死んではいない。
ローターまで入れてしばらく置いても不規則運針。
調子は良くならなかった。
予想通りでした。
一方で回路はベンジンで軽く洗うだけなら壊れないとわかりました。汚れのたまった古いクオーツなんかには有効かもしれないとわかっただけでも収穫。
あとはまた一晩おいて通常運針に戻っていれば時計として最低限の機能は果たしてくれそうです。
<追記>
記事公開10日後、3月22日現在
AGS完全に沈黙。活動を停止しました。回路を交換しましょう...。
<追記ここまで>
では、またお会いしましょう。