磨くだけで意外と雰囲気が変わります。
ピカピカも悪くないね。
磨く前。
風防が白い。
ベゼルの傷が多い。
胴に錆が浮いている。
裏蓋は大丈夫だ、問題ない。
磨いた後。
一通り終わると気持ちのいいものですね。
ケースの研磨を始める前にまずは洗浄をおこないます。
中性洗剤やクレンザーのようなものを濃ゆい目に溶いて超音波洗浄にかける。これだけで液がまあ黒い緑になる。
あとは磨きましょう。
風防はペーパーでゴシゴシ。傷がうすれたらコンパウンド。
深い傷以外は1000番からかけるだけでほとんど取れます。コンパウンドも3000番で足りる。
TAMIYAのプラモ用紙やすりを流用、コンパウンドは99工房っての使ってます。両方家にあったからです。
内側にこびりついた錆は無視します。
ベゼルをはめてしまえば見えなくなります。ここを頑張るには割れるリスクが伴うのでパス。
ベゼルもペーパーで磨いてかすり傷を消す。1500番までかけたらハンドルーターでバフがけ。
こっちはステンレスで出来ていることもあって結構遠慮なく力をかけられる。
何を言っても文字盤・風防とともに一番目に見える箇所なのでぜひとも美しく磨いてあげたいところ。
指で磨くと角ばかりが落ちて不格好です。紙やすりを平たい何かにくっつけて面を保ってください。
磨く前の本体を忘れたので比べられません。
でも白い風防と汚いベゼルが生まれ変わっただけで「修理された感」があります。OHもしましたし。
錆びを落とすとベゼルを嵌めやすくなりました。風防も透明度が戻って時計を読みやすくなります。研磨の力ってすげえ。
装飾もなくシンプルなだけに研磨の効果が顕著でした。
これを読んでいるあなたも、息抜きに磨いてみてはどうでしょう。
では、またお会いしましょう。