こんにちは。雨が降ったので家に引きこもり。
ジャンクで手に入れたセイコーマチックと遊んで時間をつぶしましょうか。
どう考えても干支足がお亡くなりになっていますね。あと振っても動きません。
足折れは確実。中で機械が回転しているだけならカレンダーがズレませんから。
あとプラ風防が傷だらけ。磨きますがこれは深すぎて無理なものもあるでしょうね。
両方跡形もなく折れています。本当にありがとうございました。
もともとのを接着しなおせるかどうかが問題ですね。なければ裏技を使いましょう。
まずは機械を進めます。
カレンダーのジャンパーバネを先に外すか後に外すか。構造的に日板がのくとジャンパーが振り切って飛んでいくかも。蓋をして作業すれば順番は問題なさそう。
子鉄車とカレンダー早送り車が一体化してる部品がある。省スペース。
どこから油さすんだろう。
表に行くと刺さったままの干支足が見えますね。
どういう力がかかったらケースに入ったまま折れるんだろうか。いくら細くてもポキっといくものかね。2,3回ぐねぐねしないと折れんぞ。文字盤DJでもいたか?
テンプは大丈夫。寄ってもない。綺麗。
個人的にはこのテンプ受、P7001のそれみたいだなあって思う。だけ。4Rみたいな細長いのは持ってると重くて苦手。
自動巻きユニットは裏側に全部隠れている。
セイコーはこんな薄くした自動巻き機構を考えていたのにどうして7Sや4Rに採用しなおさなかったんだろう。人間が組み立てないといけなくなってコストがかかるから?
現行マジックレバーのCリングバネ嫌いなんス。
こうみるともう8割セイコーファイブと同じ構造。ホーマーとかとも一緒だけどね。
hmt cal.0230と並べると如実。60年代ごろの男持ちも輪列はこの形が多い気がしますね。テンプがでかくて安心できる。
ハック用の板がある。
歯車の配置は一緒。切り替え機構が裏表逆に設計されているのは同じ。
地板はハケでゴシゴシして古い油汚れを落としましょう。
香箱の周りにモリブデングリスがにじんでる。これはよく取っておかないと、ベンジン内で残って薄く伸びたものが再び地板につきかねませんから。洗浄瓶2つ用意して2回洗えばいいだけ。
アンクルを外したら急に動き出したのにはさすがに焦りました。指サックで香箱を押さえて減速しつつゼンマイを解きました。アンクルも折れてなかったし、洗浄すれば動くってことか!
機械の無事が確認できてひと安心。文字盤が死んでいるのは後回し。面倒は全部後回しで生きてきたけど何とかなったしこれも先送り。
では、またお会いしましょう。