フレデリックコンスタントの中古品を某サイトで入手。
でもちょっと様子が違います。
私が手に入れたのはこういうやつ。
クラシックな文字盤があって一部くりぬかれている。オープンハートってやつですな。私からすると振り角確認機能以外のなにものでもありません。
ホームページで確認!
えーっと、カレ、カレ、っと。
なんか、ちがくね?
色は使用とともに褪せていくものとして、ローマ数字の書き方とか、穴の位置とか違うんでね?
基本的な意匠は同じで少しずつ差があるのは、アンティークだからかなと。
現行品は機械も寸法も、左の時計より大きいのです。
小ぶりが好みの私にちょうどいいカレ、中身はどうなっているのでしょうか。
うーん。ETAのレディースっぽいですね。男物の時計に女物の機械が入っているという話はよくあります。
基本的な構成はETA cal.2824-2 にクリソツな機械ですから心持ちは軽くなりますね。
テンワ下のETAマークやキャリバー番号がごっそり持っていかれてます。
えーっと、257.... 2571, 2577, 2579 あたりが妥当でしょうか?現行レディースのcal.2670によく似ている気もしますが。
不明ってことで進めましょう。
石の先に相当な汚れがたまっています。
裏蓋に何も書かれていませんでしたから、もしかしたら分解掃除を一度も経験していない個体かもしれませんね。よしよし、しっかりお風呂入りましょうね。
秒針規制はテンワに触れて止める感じですね。
リュウズを引っ張るとぴこっと部品が飛び出して動きを止める。薄くてこの部品もすぐ行方不明になる。
歯車の並びは男物と同じで、それぞれの形も憶えやすいものとなっています。
こう見るとテンプのデカさが目立つなぁ。
テンプが大きいと精度が安定する傾向にある。といっても物理をきちんと勉強していない私はその説明ができません。慣性モーメントがうんたらみたいな話。
裏側の切替機構はちょっと見づらい。
薄い板バネは1本だけ。噛み合い方も容易。他のETAをさわったことがある人ならば問題ないでしょう。
カレンダーが無い機械は大好きです。
洗浄、注油して調整。
四角い時計を持ってない中へ飛び込んできたこのフレデリックコンスタント、着用するか誰か欲しい人を探すか。
一味違うカレってのも魅力。
では、またお会いしましょう。