現在までよそ行きデバイスとして ASUS C101PA を使っています。しかし2023年8月には自動更新ポリシーが終了し時代に取り残されていく運命が確定しています。
これはどげんとせんといかん。ChromeOSを使い続けられるんだけどね。
検索していると Cadmium なるOSを知ります。Debian系統でARMらしい。
github内の少し古いリリース欄を見ていると対象のデバイス一覧が。
- Samsung Chromebook Plus V1 (kevin)
- Lenovo Chromebook Duet (duet)
- Asus C100PA (minnie)
- Asus C201PA (speedy)
- Asus C101PA (bob)
書かれています。安心して進められます。
ファイルイメージの準備
今回は 0.3.0 bob用のファイルをダウンロード。
念のためChromebookリカバリーユーティリティでChromebook用のリカバリUSBメモリを作成しておいてもいいかも。
デベロッパーモードへ移行
Chromebookの隠し機能を有効にします。初期化されますから必要なデータはバックアップとっといてね。
充電器も挿しておいてね。
- C101PAの電源を落とす。
- [ESC] + [更新ボタン(F3位置)] + [電源ボタン]
- 「OSが存在しないか破損しています。」の表示
- [Ctrl] + [D] で画面遷移
- 「確認機能をオフにする」画面
- [Enter]にて続行
- 2度目の [Ctrl] + [D]
- 移行画面が数分表示される
- でっかいビープ音で完了が知らされる(ビビる)
- 勝手に再起動→初期設定画面
このまま使い続けるのなら初期設定を真面目に行います。私は全部スキップ。
USBからのブートを設定
- デスクトップ画面で [Ctrl] + [Alt] + [F2(→)]
- ターミナルっぽい画面になる
- localhost login には [chronos] と入力
- パスワードは [password]
- 管理者でプロンプトに移行するはず
- [sudo crossystem dev_boot_usb=1] と入力して完了
- [Ctrl] + [Alt] + [F1(←)] でターミナルを抜け出す
これで準備はすべておしまい。
インストール開始
C101PAを再起動して「確認機能をオフに」画面で [Ctrl] + [U] を押すとぶっさしたUSBメモリから起動します。
[ gru login: ] に対して [root] と入力
passwordも [root]
ログインできると
root@gru:~# ./install-to-emmc
と入力すると黒い画面に文字が流れていきます。
途中でいろいろ聞いてきます。
Wifiやロケール、タイムゾーン。後でも設定できますよ。
rootのパスワードやユーザー名も聞かれます。覚えやすいものを入力。
そして待っていると急にデスクトップ環境を聞いてきます。
phosh, sway, none からひとつ選べと言ってきます。
えーと、ボクGNOMEとCinnamonしか使ったことありません...。よくわからんからphoshとやらを入れておこう。
全部で25分くらいで終了
プロンプトに [reboot] を入力して再起動
デベロッパーモードを導入するときに出た白い画面でOS確認がとか言われますが無視してCadmiumを起動します。
[Ctrl] + [D] でOSの起動が始まります。
起動しました。phoshのロック画面。
画面下に Swipe to Unlock なんてあります。まるでスマホのようなロック画面。
バッテリーの認識は大丈夫っぽい。
66%で6時間。アイドル時でこれですから、実際にブラウジングでバンバンCPU使ってるとまあ4時間/100%使えたらいいって所でしょうか。
Passmarkのベンチマークを3度回したCPUのスコアは平均1170。
結果をどう捉えるかは人それぞれです。
とりあえずインストールは完了。まだ問題はありますがこの記事はインストールのお話。その他改善すべきことは次の記事で書きましょうか。
では、またお会いしましょう。