発掘された56系キングセイコー。
ボロボロなものの動作していますしカレンダーも壊れていません。ちょっとずつ修繕してみましょう。
外観の概観。
なんということでしょう。ガラスは傷だらけでフチに汚れも多数付着。それでいて文字盤の外縁には腐食も発生、12時位置のインデックスにも盛大なシミ。
外観だけでもやりがいがありますね。
ケースの洗浄・研磨やガラス交換、文字盤の汚れ取り。家にある道具でどこまで戦えるか楽しみ。
メダリオンは喪失状態。
機能面でも何も変わりませんし、なにか価値を感じているわけでもないので私は気にしません。お金にかえるときにちょっと金額が低くなるだけでしょう。
このケースには外側から緩急を調整するため(らしい)のネジが。
動作しているとはいえ相当期間放置されたものを動かしながらネジを巻いて緩急を調整するといった面倒な検証は後回しで。
内部がどうなっているかもわからんものを安易に触ってはいけない。
目標がなんとなく見えました。
- ガラス交換
- ケース仕上げ
- 機械のオーバーホール
これはもうメーカーの仕事じゃね?と思う気持ちは抑えて、作業に勤しんでまいりましょう。
キングセイコー 5625-7000 第2回 ケースを磨く
キングセイコー 5625-7000 第3回 ガラスを調達
キングセイコー 5625-7000 第4回 カレンダー側分解
キングセイコー 5625-7000 第5回 表側分解
キングセイコー 5625-7000 第6回 完了
では、またお会いしましょう。