こんばんは。
届いたばかりのMIYOTA cal.8215をタイムグラファーにのせましょう。
ローターがほんのちょっと引っかかるので外します。緩急針もさわりやすくなるし。
しょっぱなから良い数字見せてくれます。あたり個体だったかな。
ムーブメントを裸の状態で載せて計測。
数値は左から順に 日差、振り角、片振り。単位はsec/day,°,msec。竜頭位置を3時としています。
調整前 | 片振り修正 | 緩急針調整後 | ||
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文字盤上 | +6, 266, 0.2 | +20, 261, 0.0 | → | +12, 254, 0.0 |
文字盤下 | +11, 257, 0.2 | +17, 264, 0.0 | → | +7, 271, 0.0 |
3時下 | -1, 249, 0.2 | +8, 241, 0.0 | → | -2, 242, 0.0 |
6時下 | -1, 247, 0.0 | +8, 242, 0.1 | → | -1, 241, 0.1 |
9時下 | +5, 237, 0.1 | +12, 239, 0.1 | → | +4, 232, 0.1 |
12時下 | +7, 246, 0.3 | +17, 243, 0.0 | → | +4, 244, 0.0 |
オーバーホールも何もしてないけど縦姿勢240°あればまあ。
全体進み気味で姿勢差も15秒とまずまず。針をつけたらどうなるものか。
現実世界ではゼンマイが最大巻き上げを保ち続けるわけもないので、自動巻きなら日中は強めの巻上状態で稼働するかもしれない。夜の間なんかは歩度が表より少し遅れる。というわけで最終の日差が0秒に近づくだろう算段。
ま、3000~4000円の機械に精度求めすぎるのが間違い。
ハック機能はないけど、不可能とも言えない話はこっち。
そして材料が届かないままで、このMIYOTAはいつになったら時計に進化できるんでしょうか...。
では、またお会いしましょう。