こっそり進めるようになった6ドルのタグホイヤー。
もう一つ、古いからこその問題が浮上しました。
ねじ込み式リュウズがお亡くなりになりました。
正しく言えばネジ山の摩滅です。ケースパイプ側の。 35年モノくらいだからね。
ケースパイプを写した次の画像をご覧ください。
ネジ山が内側に切られていますね。これがリュウズの中心側に切られた雄ねじと噛み合ってリュウズがロックされます。
ところが私の持っているこのパイプはネジが摩耗しきったもの。
5本くらいある光の筋のうち、左側3本と4本目とを比べると光る幅が違うのがわかります。3本はネジ山が根本からごっそりと消えています。
こうなってしまってはいくら押し込んで回してもリュウズはロックされません。バネのぶん飛び出しており不格好なまま。
私はねじ込み式リュウズが好きではありませんので汎用のトラディショナルリュウズに交換します。
リュウズは消耗品ですからいくらあってもいいですよね。ヤフオクやebayで時々探してみるが吉。
アリエクで売っているようなロゴとか怪しそうな100個パックとかもあって困るものではない。
今回は色や長さ等のちょうどよいものを選び、センターに入れてスイッチ。インストール完了です。
純正リュウズとはここでお別れです。
各所に潰れやメッキ落ちがあるものの、リュウズ側のネジは残っています。バネも効きます。ってことでリュウズだけは残しておこうかな。
パイプ?お前はゴミ箱行きだ。
ねじ込み式リュウズはいくらグリスを塗布しても、大きな力のかかる摺動部。摩耗します。長く使えば使うほど弱ります。
リュウズ操作を必要とする回数が少ないクオーツ式で30年そこらですから、機械式はもっと早いでしょう。
防水性がほしいのはわかりますが、そもそも防水性なんて信じないでください。
では、またお会いしましょう。