今回もジャンクで3000円のオメガをさわりましょう。
カットガラスの状態も良くケースも傷少なめ。
ちなみにこれは時針を交換した後の写真。
入手当初は時針だけが折れて座のみになっていたので似たような針にした。
セイコーファッションの針を少しつぶして装着。今のところ大丈夫。組み立てたら数日腕にはめて試そう。外れたら他を探せばいい。
では機械を拝借。
きちきちの寸法とかしびれちゃう。今どきはプラスチックの機止めで多少の誤差も大丈夫だもんなぁ。
文字盤のボロさから、裏押さえあたりが錆びているかと思ったけれど大丈夫そう。
オシドリピンをかける爪のあたりが若干古くなっているくらいかな。ネジも美しい。
表側。この色をみると「オメガだ」って感じ。
いい感じ。
輪列の摩耗はここからだとわからんが、動いている限り、最低でも部品取りには置いておける。
cal.625と比べるとちょっとずつ違う。
丸穴車が小ねじで固定されている。
輪列受けが独立している。
ロゴ・シリアルが刻印。
オシドリがネジ固定。
などなど...。
ひげが右側に寄っている。修正しますよ。
cal.625と違い、上から見たときにテンワに面取りがあるか否かが見分け方かな?
香箱も銅色メッキ。統一感がある。
ところどころ受けの「脚」がささりづらいのみで、大きな問題はなさそう。
クロノメータータイプの受けは結構好きだったりする。
文字盤側のショックバネは要注意。
ロディコやテープ等で背中側をふさいでおかないと、飛ぶ。
何のひねりもなくスッと入っているだけで、腕を外していくと2本目を外した際に...。10分くらい探しちゃった。
テンプ側は両腕を外しても飛ばないのに。
ささっとおしまい。
部品点数も少なく特殊な機構もなく、「こういうのでいいんだよ」を体現した手巻き。注油もやりやすくてありがたい。
時針が外れないか経過観察が必要だからベルトを通さないとね。
cal.625をさわったときの記事もどうぞ。
では、またお会いしましょう。