オークションサイトで手に入れたオメガのジャンクを楽しみましょう。
外装は割といい。風防はもう磨いてしまいましたが。
ジ・オメガみたいなオメガの時計。私は結構好きです。
最大まで巻き上がったまま止まっています。ジャンクの理由です。
では中を見ます。裏蓋もただのスナップ。
内側にはスペーサーがあって、これに対して本体から機止め板が伸びていますね。
外さないと文字盤をこじられませんから先に外してもいいでしょう。私は針を先に外しました。
干支足はネジで固定する方式ではなく、なんと圧入。初めて知った。
外すときも挿すときもなかなの力をかけねばならぬようで、ビビりました。文字盤曲げるんじゃないかと不安で不安で。
上げるときはドライバーで左右からくりくり、下げるときは均等に。
手巻きのカレンダーなし2針のムーブって可愛いですよね。よしよししてあげたい。
どシンプルで最高に良い。極上。やっぱり最小は最大の魅力。
初めにジャンクと書いた原因は実はもうわかっています。
振り石が正しい位置におらずアンクルから外れ、テンプが振らない状態になっているだけです。理由はわかりません。強い衝撃か何かでプッと外れてしまったのかな?
そのテンプはまたまた偏っています。画像右側の幅が広い。
ここ数週間でいくつか時計を触っていますけれども、ことごとく偏心が見られます。引き運が悪いなあ。お小遣いにしたいのにこんなリスクを負わねばならぬとは。
あ、もちろん修正しました。少しずつ慣れてきましたね。
珍しく丸穴も角穴も順ネジで止まっています。毎回1本ミゾの丸穴ネジはどっちに回すのか不明で怖い。
どこもおかしな様子はなくゼンマイも軽くほどけるしアガキも十分ある。見た目も中身も優良なデビルのようです。
歯車も色が統一されているようで。
なかでも左のガンギ車の形は、記憶に見つけることが出来ませんね。このガンギを見たらオメガの625だと信じ込んでもいいのかな?
3番と4番が似ているのは歯の数で見分けられます。多いほうが4番。
今回も綺麗になりました。70年代に作られた625でもまだまだ現役いけますね。
今まで安いムーブメント、セイコーやシチズン(貶しているわけではない)を触った回数が多すぎて、cal.625の部品の仕上げの良さが際立ちました。
プラ部品が少なくて確かに一生ものになり得ます。一方で干支足のプラはどうでしょうか。一番初めにダメになるかもしれない...。
一部ジェネリックパーツが売られているにしてもさすがにこのプラチューブは売られてなさそう。
時々はいいブランドのものを触りたいですね。
<追記>
兄弟機?のcal.620もさわりました。興味があればぜひ。
<追記ここまで>
では、またお会いしましょう。