こんにちは。
SandyBridgeを積んだノートPCを手放して新たに使うデスクトップPCを考えます。
本日考えていくのは7年くらい前の最新鋭機に代わって仕事を担うPCです。
条件を軽く書いておきましょう。
- 主な仕事はWord、Excel、Adobe Illustratorのみっつ
- せっかく作るなら今後も長く使える性能がいい
- 予算は未定。抑えられるなら抑えたい
本来ならノートPCを新たに購入するのが正解です。広報担当がパンフレットやポスターを作るためにいちいち学校へ足を運ぶのは面倒ですから。
しかし一方で、ノートPCはタワーと比べると値段も高く費用対性能がよくありません。同じお金を払うのであれば自作PCのほうが目的に適した部品を選べて効率があがります。
Illustratorを頻繁に使うのならば色の再現度も重要な要素になります。デスクトップならばディスプレイの交換が容易です。ノートPCもディスプレイに接続できますが、メインであるPC直付けの画面があるのに追加でつなぐのは「その画面必要ないのでは?」と思ってしまします。
あと単純に私が楽しめる。
さて、採用されるかどうかわかりませんが勝手に部品選びと試算します。参考にしたのは以下の記事。特に上二つ
「Ryzen 7とCore i7」の違いを初心者向けに分かりやすく解説 | ちもろぐ
先に構成を表にします。下でそれぞれの理由を説明します。
各製品の画像をクリックすると通販のページへ飛びます。
CPU
間違いなくCore i7です。
もちろんIllustratorを動かすのにはi5でも事足ります。が、どういうものを作るかはその時々で容量や要求する処理が変わりますので、より汎用性のあるi7を選びます。
ここまでは短絡的な思考。
Ryzen 7 2700xも低価格だとして選択肢に並びましたが棄却しました。
理由を簡単に説明するとIllustratorはコアorスレッド数よりも動作周波数のほうが動作への影響が大きいので、RyzenとCore i7ではi7に軍配が上がります。
長く使うのを考慮すればRyzenも捨てたものではありません。
というのもIntelはソケット形状を2,3代ごとに変更してしまうからです。対してAMDは2021年までは同一のAM4というソケットを維持する方針を打ち出しています。ですのでいったん最新のRyzenを購入して、AM4からAM4+などへ変更される際に再びCPUを交換しておけばまたその先数年も使えるというわけです。
つまり長い目で見たならばAMD製品のほうがCPUの交換だけで延命できるので安くつくかもしれません。7月から新しいCPUも発売されるようです。
マザボ
H370を搭載したマザボです。
i7-8700はオーバークロック非対応ですのでZ370は必要ありません。B360はIntel Rapid Storage TechnologyができませんのでNVMe接続のSSDの性能を引き出しきれないでしょう。
メモリ
メーカーは決めていませんが16GB積みます。
IllustratorやPhotoshopなどのソフトを同時に起動しての作業が考えられますので多少の余裕を持たせます。
ストレージ
M.2 NVMeのSSDを使用します。
2.5インチやSATA M.2のSSDでもよいのですが、数年先も使いたいとの要望があるのでより高速なデバイスを用意しておきます。世代が新しくなると転送速度が上がるのは世の常ですね。
それと一応、動画なども保管するのでHDDを購入しておきます。
SSDだと500GBで8000円弱です。予算次第ではこっちを選ぶのもいいでしょう。
グラフィックボード
エントリークラスの性能で十分だと思われます。
先に紹介した参考記事で「ゲーミング向けGPUは、Illustratorとって過剰だと思います。」とあるので、性能と価格を同時に天秤にかけつつ決定しました。おそらくグラフィックメモリがメインメモリを肩代わりしてくれれば多少のイライラは改善されると思われます。あとCPUへの負荷を軽減できます。
電源
すこし余裕のある容量で。
このPCの構成ですと概ね200wの消費電力が見込まれます。高負荷時でもしっかり耐えられるように500wを用意します。
ケース
部室に転がっていたケースを再利用します。フォームファクタはmicroATXです。
正直PCってケースなしでも動くんですから購入しないで済むのならばそれに越したことはないわけですわ。
ただケースファンが後部の排気以外は取り付けられそうにないので熱問題に懸念。92mmが装着できるので一応新品を買いますか。
排気が存在すれば自動的に吸気も行われます。前部はなるべくふさがないように。
この構成でどこまで快適かは未知数です。実際に組んで起動、作業を進めてみなければ全くもってわかりません。そもそもPCを新たに購入する案を受け入れてくれなければ試算もへったくれもあったもんじゃない。
いい返事があるのを期待します。
では、またお会いしましょう。