損するあほう

時計とかタバコとかPCとか、残しておく。※個人の感想です

クローズアップレンズの2番を2枚

こんばんは。

 

クローズアップレンズをもう一枚買いました。

 

今回手に入れたのは62mmのNo.2です。前からACのNo.2を一枚持っていたのですがもう少し寄った写真を撮りたいと感じて購入に至った次第です。

 

ちなみにクローズアップレンズの番数に対する考え方を書いておきます。

最も簡単に説明しておくと

1/(番数) まで最短撮影距離を詰められるようにするフィルター

です。一般的なレンズの例として最短撮影距離が50cmのものを使います。

2番を使うと 50*1/2=25 (cm) 

5番を使うと 50*1/5=10 (cm)

以上のように、簡単にマクロレンズのような接写が可能になる優れものです。個人の感想です。

5番くらいからが効果を強く実感できる番数ですね。径の同じものであれば重ねて装着できるので全ての番数を持っていなくても大丈夫。周辺が歪むのが嫌いでなければの話ですよ。

 

 

もちろん私が新品で買うわけありませんよね。新品なら3000円くらいはかかってしまいます。

shop.kenko-tokina.co.jp

3000円もあるなら米と味噌でも買って少しでも生きながらえてやりますよ。最後までこの世にしがみついてやる。

 

ふらりと立ち寄ったカメラ屋で見つけて衝動買い。

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包装も雑なのがまたいい

780円!!安ッ!!

3000円あったらこれが3枚は買えちゃいますね。3枚買うくらいならいっそ6番買えよって感じですが。2枚目の2番を買う人がいえたもんじゃありませんね。

 

ジャンクというか再生品というか、古い製品ですので表示が「No.2」ではなく「-2」です。

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Close Up Lens

頭文字のあとにマイナスで寄りの倍率を表示。プラスは見たことあるけどかつてはマイナスだったんだなあ。

ちなみにこいつはMCと呼ばれる安いほうです。レンズが一枚しかないのでひずみや色のムラがアレ。他方の2枚形成のACはお値段は張りますが劣化も少なく優秀です。

 

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左がAC、右がMC

こうして並べてみると2倍も違う。重量も2倍くらい違う。琴欧州の握力は僕の体重の2倍。

 

2枚装着時は結構でかくなる。

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ガッキーン!

3,4cmも大きくなるって意外と.../// たくましいレンズですね!!!

先端が重くなるので構える際の腕への負担は言わずもがな増えます。首から提げていてもキツいと感じますよ。

 

 

紹介はこの辺にして実際どこまで効果があるのかを写真で比較しましょう。

登場していただくのは...

 

部下思いの大尉が駆る、ザクとは違うMSとして一斉を風靡した青い戦士、機体番号YMS-07B

 

 

グフです!!

 

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本題にさっそく入りますよ。

 

大望遠にしてグフのプラモを一番近くで撮影できるところに配置しました。

 ※ガンプラの出来についてはスルーでお願いします。暇つぶしですので。白く粉をふいているのはかつての私が調子に乗ってつや消しを吹き付けまくったからです。

こちらの写真はTAMRON A14NⅡ(AF18-200mm F/3.5-6.3)で撮影しています。最短撮影距離は45cm。

 

 

ツノからダクトの先までで3cm弱の頭に対して裸でここまで寄れます。普段持ち歩いてスナップ撮影する程度でしたらこの一本で概ねこなせます。2008年発売の古いレンズですが良い性能を持っています。

 

ではこのたび手に入れたMCクローズアップレンズNo.2を装着すると...

 

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呼んだ?

寄った!そういうふうに感じるとかではなく圧倒的に寄った!フケのような白いのがはっきり見えるくらいに寄ってしまった!近すぎるおかげで作りこみの甘さが際立ってしまう!

 

装備したのが2番ですから 45*1/2=22.5 (cm) まで近寄れているはずです。画面における顔の割合が2倍に跳ね上がったようだと誰もが納得しますね。

 

ま、2番での拡大に関しては正直感動って感動は薄い。初体験じゃないもん。

 

一枚でここまで力を発揮してくれるクローズアップレンズ。冒頭で説明したように組み合わせられます。

45*1/4=11.25 (cm) まで寄れる…。レンズと被写体がぶつかるくらいグイグイお近づきに…///

観ましょう。まだ誰も見たことがない世界を!マァイクロで微粒子で明暗の美しさを!

 

 

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なんか…おもてたんとちゃう…。

 

僕はもっとこう、モノアイが画像の真ん中にどかんとやってきて、よしんば足りずとも日の丸であるかのような力強い表現をしてくれるもんだとばかり…。

 

こんなのってないよ!!僕はこんなの認めない!!

 

ああ、これはこれは。取り乱してしまいました。話を戻します。

期待していたよりは小さな変化だった。感想としてはこうです。2から4ではあまり恩恵にあずかれないのですね。

 

描写する広さが物理的に狭いので取り込める光の量にも注意。必然的に暗くるので光源が確保できないとシャッター速度が下がり手ぶれします。

 

くわえて、色のにじみが気になります。

画面右に写る肩。この白がほほのあたり、動力パイプ近くまでぼやけて伸びていますね。接写すぎることに由来するのかレンズを2枚重ねたのが原因なのかは、プロでもアマでもない私には判断がつきかねます。

こういう表現だと覚えてしまえば意図的に扱えますから、邪険にするのもかわいそうです。真ん中以外がきれいにボケてくれるなら写したいものを強調しやすい。

 

 

中古780円でこんだけ小さなものを写せますから、新品で番数の多いものを選べば...ゴクリ

 

まんまんまんぞくです!

 

では、またお会いしましょう。