こんにちは。
不思議なペンダントを拾いました。
とある場所で入手した青い石。君の来ないクラス会に着けて行きたくなるような雰囲気の一品です。案内をもう一度見ても来るかどうかは判りません。
金色のチェーンの先に青い大きな石。オニオンリューズを想起させる装飾が古風な味を醸します。
青と黄はほぼ補色の関係にあるのでお互いの色を一層強調する効果があります。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」で有名です。
ンぎゃわいい。
ペンダントきれいだなーと見るうちに、おや?
あれれ〜????
まさかね.....
はい。時計でした。ペンダント型の時計。懐中時計に近いものを感じますね。
書かれているように販売元はTASAKIさんです。真珠を使ったアクセサリで有名だそうです。宝石商の方が教えてくれました。私は真珠に興味がありませんので、教わらなければ一生知らなかったかも。
裏面も超絶怒涛のシンプル。
しかしこの時計には真珠の「し」の字もなさそうに見えますよ。この青い石も模造だか色のついたガラスだかわかりません。型番らしき「V400-1110」で調べてみてもヤフオクしか出ません。「RO」「AR」の刻印も私には何を意味するのかさっぱり。
フィルムが残ったままでしたので実質未使用の中古品。何年放置されたか不明の新古品。蓋を開けて中身を見るまでは動くのかどうかも。
てなわけで開けゴマ。
中身はSEIKO製でした。こんなパーツカタログのPDFもネットで拾える時代。名もなきムーブメントじゃなくて一安心ですかね。
ただ電池を外して電極側を改めると
これはもしや液漏れ...!?ムーブメント側までこぼれてしまうといけない!!
ああああああああああああ!!!
とりあえず白い粉をこすって吸引してスッキリさせて電池を挿入。
動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動け、動いてよ!!!今動かなきゃ、僕が悲しんじゃうんだ!もうそんなの嫌なんだ!だから、動いてよ!!
なんと動きました。
秒針が無くて初めはわからなんだ。まあ、気にするようになったら終わりですよ。時間気にしすぎ。日本人かよ。
ただちゃんと時を刻んだり4時間で5分進んだり、不思議な動きをします。
さて一応可動と判明した今回のペンダントウォッチ。気になる点が2つあります。
まずは竜頭が左側にあること。
通常、時計は左腕に装着する前提で竜頭が右側に位置します。右手だけで操作できるようにですね。一方で今回の時計は左にあります。腕に巻くものではないのでどちらについていても問題はないかと思われますけれど、他の時計と同じように時間を合わせようとすると自分が1秒止まるかもしれませんね。
もうひとつは、針がずれること。
写真を見ればわかります。
12時00分に針を合わせようとしたところ、時針が右にずれています。3時側から針を戻して合わせるとずれます。
ところが9時側から回すとぴったりと一致します。うーむ、どうなっているのでしょう。時計を合わせるときは進めて合わせるのがいいとは聞きますが。
動くには動きますが、とっても進みが遅いので調整も必要そうですね。
華やかで存在感のあるペンダント型の時計。
私はアクセサリーをつけませんので、宝石の好きな誰かさんにお贈りしましょうかね。
では、またお会いしましょう。