久しぶりのカメラネタ。
実家の棚にこんなものを見つけました。
NIKKOR-H 50mm F2。かなり古いマニュアル単焦点レンズ。カビとかも無いし使えそう。
1964年製らしい。私の2倍以上歳くってんな。
でも素の状態でD7100に装着しようと思ったらひっかかる。強く回すと絶対に壊れる。
調べると「露出計連動レバー」なるものが邪魔をして取り付けられないそうな。
さらに調べるとこれを回避するために「Ai加工」を施すと、露出優先+MFで使えるようになるらしい。
使う工具は金属ヤスリとマイナスドライバーだけ。100均で手に入る道具だけで可能。
以下、参考にしながら作業。先達に感謝。
まず見えるネジを回してキャップと絞り環をはずす。
代わりを持っていませんから古いグリスはそのまま。手につくと真っ黒になるのはモリブデン系なのかな。さわらないようにしよう。
マスキングテープで大体の位置を確保。
F11よりちょっと隣、5.6の中心から7mmくらいのところまでと、レンズを装着する際に露出計連動レバーが困らない位置に合わせてマーク。
あとは削るだけ!!!
ふうふう。
1mm弱の深さを確保。端っこが難しいね。多分もうちょっと深くしてもいい。
アルミの粉を拭ったら形に戻しましょう。
マウント部の板と同じ高さになっていればOK。これより高いとまだ連動レバーとぶつかる予感。
11側はどこまで削っていいのか分からん。合わせながら整形するしかないかもしれない。
さあボディに装着しましょう。緊張の瞬間です。
うわぁ〜。ぎりぎり。
攻めすぎましたが装着完了。
絞り環を回すと「F0」とか「F3」みたいに何段絞ってますよと本体モニターに表示されるように。シャッターを切ってちゃんと絞りが作動しているのも確認。
とりあえず何枚か簡単にパシャパシャ。
曇りの日ではありましたが、全体的に暗めに映る。プロじゃないから他と比べることもできない。でも好きです。
単焦点レンズも屋外撮影も長らくしていませんでしたが、楽しいですね。マニュアルでいろいろ試行錯誤してるとカメラしてるなぁと感じます。
時計やその他の写真はどうしても屋内で寄り寄りの撮影になりますから、感覚が全然違います。
AF-S 50mm F1.8も持っていてどう使い分けるか悩むところです。
では、またお会いしましょう。