某サイトにてジャンクのhmtを1000円やそこらで落として遊ぶのが楽しくてですね。
時刻合わせだけできて巻き上げられない症状のようです。
まあhmtの機械を触ったことがあればすぐに察しが付き、原因はカンヌキが外れているからとわかります。
巻芯の抜き差しで頻発します。
こいつの場合は裏おさえが曲がっていて浮きやすかったのも原因です。
また、オシドリを押して巻き芯を抜いたあと、オシドリが戻らなくなっていたので、これも外して洗浄グリスアップして直します。
ヒゲゼンマイの状態は残念なものです。
誰がどう見ても右側に膨らんでいますよね。いちおう動作そのものはしていますが、いつまでたっても振り角が180°すら超えません。
ヒゲ持ち周辺を外側へ少し押してやるのと、緩急針から少しいったところをいじれば戻りました。
6Rや8振動のETAなどと比べるとhmtのcal.0231のヒゲゼンマイは柔らかく、少し触れるとすぐに形が変わります。心臓に悪いんだよな。
パラショックもサビが出てきているし、そろそろ限界かもしれんね。
さすがにこの部品をごりごり磨く勇気は出ません。刷毛で軽くとんとんしたら終わり。ほとんど落ちませんでした。
片振りも結構出ていたので修正。テンプ吊りに突き刺してテンプの真ん中にあるひげ玉を回します。
これが結構な沼で、何度回しても2.0ms以下にもっていけない。結局20回以上さわって0.8msになりました。まだまだ修行が足らんなぁ。
本当はおとなしく、3.0ms前後でも我慢したほうが身のためです。何故ならさわり過ぎはひげ玉を傷めるし、ひげに触れて内端が乱れる事も考えられるからです。
私は練習だからいいんです。
平置き240°くらい振りも出ましたし一応セーフかな。動いてるしもう一回ジャンクとして売れば誰か買ってくれるかも。
一日がかりで作業してたのに結局大した値段で売れなくてボカァ悔しいよ。
では、またお会いしましょう。