特定径専用の汎用機械台を購入。
ここ数か月で目にするようになったステンレス無垢の両面のもの。意外と良さそうです。
私が買ったのはここ。
Nesa Watch Parts Store なるショップ。
商品は今までにもたくさんあったであろう旋盤で無垢材からの削り出し機械台。
以前買おうかどうか迷った頃から半年も経っているのですね。
手を出さずに長い時間が過ぎていたのはただ作業をしなかったからか、なくても困ら買ったからなのか、神のみぞ知る。
で、ついにステンレスの筒を買ったわけです。
上記画像は文字がレーザー刻印されていますが、私が買ったのは刻印なしのツルツル筒。
紹介写真に負けず劣らずのきれいな表面で登場。持ち心地はとても良い。
真鍮と同じく比重がそれなりにあるため、本体はずっしりしっかりした雰囲気で、倒れてしまう心配も少なそう。
ただし購入してすぐは使いたくありません。
なぜならばバリがひどすぎるから。
筒部分は高品質で感心する一方で、巻芯の逃し部分が汚い雑い。
この写真はすでにバリ取りを終えた逃し部分です。紙やすりでコシコシ。
おわかりの通り、まだガタガタがたくさん見えます。これは到着時からこのままです。
ムーブメントに接する内側のみバリ取りをすれば傷が入らず済みますが、内側のバリが残りっぱなしって機械台として致命的な気がします。
ところがぎっちょん、これを乗り越えれば嬉しい特典がたくさん。
専用機械台として売られている(はず)のこのステンレス筒はNH35や7S26に始まるセイコー汎用機がすっぽり安定して入るほか、ひっくりかえせば、ETA 2824−2 / 2892, MIYOTA 8215 / 9015, MLJP G100 などなど、径25.6mmいわゆる11.5リーニュ(型)の機械に使えるスグレモノ。
汎用機のための専用機械台と意味不明な状況が繰り広げられます。
hmt cal.0231にも、56KSにも使えます。汎用性高すぎ!?
これからの記事では機械台にも注目してみてください。こっそり出演しているかもしれませんよ。
買った直後に安くなっていたのだけは許せませんが...
では、またお会いしましょう。