損するあほう

時計とかタバコとかPCとか、残しておく。※個人の感想です

ST1612の精度を確認

身内のところに手違いでメカムーブメントが送られてきました。

 

当人はジャンキーな腕時計には興味がなさそうですのでいただいておきました。

 

私のように「低予算で腕時計を楽しみたい」人なら一度は目にしたことがあるであろうアヤシイ機械がこちら。

うーん、どこかで見たことがある機械だなぁ。

 

あ!

Seagullの紹介で見たんだ。自分で書いたのだから見たことがあって然るべし。

 

スペックだけ見てもわからなかった精度!これ大事ですね。計測します。

縦姿勢時、下の画像をリュウズ左とします。

 

姿勢 振り角 歩度 片振り
 文字盤 上  308°  -10秒  0.1ms
 文字盤 下  292°  -7秒  0.3ms
 リュウズ 上 259°  -15秒  0.6ms
 リュウズ 左  271°  -11秒  0.7ms
 リュウズ 下  269°  -13秒  0.0ms
 リュウズ 右  264°  -6秒  0.1ms

 

個体差はあるでしょうけれども、最大差は9秒。公式から姿勢差や歩度の目安が公表されていないものの、市場価格数千円で手に入るのなら満足のいく精度でしょう。

拘束角が不明ですので振り角はテキトー。目で似た限り大差はありません。

 

パチモンとして有名ですが使う分には良さそう。ただ分解清掃に耐えてくれなければ相棒にはなり得ませんね。

あとはまあ、胸を張って時計屋に預けづらいところでしょうか。ブランドのコピーじゃなければ大抵はオーバーホールを受けてくれるでしょう。保証はできませんが。

 

私もこの機会に分解して中身を確かめておきましょうか。

 

では、またお会いしましょう。