身内のところに手違いでメカムーブメントが送られてきました。
当人はジャンキーな腕時計には興味がなさそうですのでいただいておきました。
私のように「低予算で腕時計を楽しみたい」人なら一度は目にしたことがあるであろうアヤシイ機械がこちら。
うーん、どこかで見たことがある機械だなぁ。
あ!
Seagullの紹介で見たんだ。自分で書いたのだから見たことがあって然るべし。
スペックだけ見てもわからなかった精度!これ大事ですね。計測します。
縦姿勢時、下の画像をリュウズ左とします。
姿勢 | 振り角 | 歩度 | 片振り |
文字盤 上 | 308° | -10秒 | 0.1ms |
文字盤 下 | 292° | -7秒 | 0.3ms |
リュウズ 上 | 259° | -15秒 | 0.6ms |
リュウズ 左 | 271° | -11秒 | 0.7ms |
リュウズ 下 | 269° | -13秒 | 0.0ms |
リュウズ 右 | 264° | -6秒 | 0.1ms |
個体差はあるでしょうけれども、最大差は9秒。公式から姿勢差や歩度の目安が公表されていないものの、市場価格数千円で手に入るのなら満足のいく精度でしょう。
拘束角が不明ですので振り角はテキトー。目で似た限り大差はありません。
パチモンとして有名ですが使う分には良さそう。ただ分解清掃に耐えてくれなければ相棒にはなり得ませんね。
あとはまあ、胸を張って時計屋に預けづらいところでしょうか。ブランドのコピーじゃなければ大抵はオーバーホールを受けてくれるでしょう。保証はできませんが。
私もこの機会に分解して中身を確かめておきましょうか。
では、またお会いしましょう。