損するあほう

時計とかタバコとかPCとか、残しておく。※個人の感想です

ESQ x シチズンで非常用腕時計

携帯している時計の調子がどうもおかしい。帯磁と原因不明の遅れが出ていました。

 

これだけ腕時計のブログをしたためておきながら自分は何も巻いていないのはさすがに怒られそうなので、そのへんのジャンクを組み合わせて一時しのぎの腕時計を確保します。

 

 

成果物を先に確認

完成品はこんなかんじ。紺色の文字盤に金のインデックスと夜光針。

デイデイトやダイバーデザイン、ローレット加工など、ちょっと私好みの趣でない要素があるものの、たまにはいいでしょう。

青に黄のデザインは補色ですから、写真よりは一層視認性が高くなっています。夜光も生きています。

逆回転防止のついたベゼルは休憩時間を覚えておく以外で使わないと思います。あとは散歩のときにどれくらい時間がかかったか計測するくらいでしょうか。

 

ベルトはESQの純正ベルトを使いまわします。ずっしりとした無垢ステンレス。

機能も充実。マイクロアジャストは4つ、スイムスーツ用の拡張機能、そしてダブルロック。

留め方がピン・パイプ方式なのが不満といえば不満。割れピンだと簡単なのにな。

 

 

使った時計たち

シチズン 2500-899329

ケース直径は36mm、厚さ7.5mmでコンビカラーのケース。金属ブレスは巻き。
ケース内径は29.95mm。スペーサーの外径も29.95mm。文字盤が見える範囲は27.55mm。
文字盤そのものは直径28.55mm。

 

手元にあったジャンクは裏蓋の文字がかすんで読めません。

練習用に使われていたためか、こじ開けで擦った跡がかなりあります。

 

中身はモデル番号にあるとおり、クオーツのcal.2500A

MIYOTAにも同じようなのがあったかも。1L40とかが似てる。

テクニカルのPDFではバッテリー寿命が"approx. 5 years"とも書かれています。かなり優秀ですね。私は中古のSR916SWを使いまわしていますが、本来はSR920SWです

 

ネジが使われており、見たところ分解も可能。分解掃除ができるかできないかは大事なポイントだと考えます。

 

ESQ E5067

写真はebayから拝借。

 

ESQなるブランドはMOVADO傘下?のようです。私は初めて聞きました。あまり日本では出回っていないのかもしれません。

 

ケース径は40mm、厚さ10.5mm。ステンレス無垢ブレス。スクリューバック。
ケース内径は28.55mm、スペーサーも。文字盤は直径28.00mm見える範囲は26.00mm。

 

搭載されていたのはRONDA 315。ジャンク理由は電池の液漏れで全体的に死んでいるから。

よく見る機械ですね。分解組立にも耐えられる機械です。ETA805.112なんかよりもよっぽど信頼できます。

電池おさえがポンコツで、無いほうがマシなレベルと思っているのは私だけかもしれないので秘密にしておきます。

 

 

ニコイチと現状の問題点

これらの必要な部品を用意して載せ替えるだけです。リュウズの抜き方さえわかっていれば可能。
2500AにESQのスペーサーを着けてESQのケースへ入れるだけで完了します。

が、実際は2500Aの文字盤を少し削りました。径が若干違ったようで、素直に入ってくれませんでした。

 

巻芯の挿入位置の高さはほとんど一緒のようです。
9時のあたりだけ鉛直方向にちょっと浮いているものの、実用には支障をきたしていません。ちょっと後で考えましょう。

〈5/7日追記〉

電池をSR927SWに交換し、裏蓋側から電池の厚みを使っておさえる形に変更したところ、しっかり固定されました。裏蓋を締めすぎると各所が曲がりそうなので気をつけないといけません。

〈追記ここまで〉

 

リュウズを入れ替えたときに巻芯の長さが絶妙に足りないのが問題です。それもそのはず。ケース径が2mmも違うものに載せ替えるわけですからね。

幸いESQ側のリュウズは石づき部分が長いため、巻芯をつかまえられます。そのちょうどよい位置でロックタイト的なものを使ってあげれば大丈夫です。

 

あと安価でジャンクということもあって、ミネラルガラスが傷だらけ

 

さいごに

ジャンクをつかったキメラウォッチも案外楽しいですね。
こうした純正品を再利用した自作的時計もわくわくします。ある意味しばりプレイです。

 

クオーツなら薄くて軽いほうがよいと普段は考えている一方で、堅牢性の観点でいえば今回のゴツい時計も捨てがたいなと。

 

使い続けるかは不明。

最後はおこづかいになればいいな。

 

では、またお会いしましょう。