こんばんは。
おかしな音が聞こえてきます。
完成時点では全く問題なく動いていた自作懐中時計。
数日使用して数日放置、再び巻きあげて携帯していると
チッチッチッキンッ チッチッチッキンッ
鳴るはずでない音が響きます。
実用面では全くもって悪い状態でもなく、針が止まるわけでもない。じゃあ無視して使えばいいんじゃないのと。いやいや、気になっちゃうじゃないですか。開きましょうよ。できることやりましょうよ。
てわけで
ムーブメントはSeaGullのST3600、ETA 6497(通称ユニタス)のクローンです。
動作中のキンッという異音、どうも秒針の音(アンクルの音)と連動している風に思えるので、アンクル、ガンギ車、4番車あたりを見てみましょうか。
ゼンマイの解放はコハゼを押さえて竜頭を少しずつ逆に回す。簡単。
とりあえず外してみて見つけました。
キズ見の上からカメラなのでアレですが、黒い汚れがあります。
この汚点がアンクルの爪に当たっている間の音が変化したのか?と考えながら除去。その他付着していたホコリも同時に除去。
戻して巻き上げる。
キンッと音がしなくなった。
裏蓋を閉めて机に置いておやすみなさい。
では、またお会いしましょう。
.........キンッ