創業：1854年
～地味ブランドながら斬新なムーブを開発！～
ビューレンは1969年に世界初となる自動巻きクロノグラフCal.11「クロノマチック」の開発に、ホイヤーやブライトリングなどとともに参加したことでその名を歴史に残した。同社は1842年にスイスのビエンヌから10㎞離れたビューレンの地に時計工房を設立している。その後イギリス人資本が入るなど、社名の変更を繰り返しながら1932年に一度倒産の憂き目を見る。その後スイス人資本となり、ようやく経営が上向くのが'54年の「ミニローター」（マイクロローター）を開発してからだ。この年の６月に特許を取得している。
'57年に発売された自社ブランドの「スーパースレンダー」に搭載された「ミニローター」機構をもつCal.1000は、なんと厚さ4.2mm、直径28.1mm、毎時1万8000振動を誇った。その後、厚さわずか2.85mmの超薄型化Cal.1280が開発され、「イントラマチック」に搭載された。1965年には振動数を毎時１万9800に上げられている。
ビューレンの「ミニローター」ムーブメントは同社のモデルだけでなく、ハミルトン（シン・オー・マチック）やブローバ（アンバサダー）などのアメリカブランドにも供給していた。
'66年にはビューレンはムーブメント供給先であるハミルトンに買収されてしまう。次にそのハミルトンは'71年にSSIHグループ（スウォッチグループ）の傘下となり、翌'72年にビューレンの名が消え去っててしまう。
「ウオッチ・ア・ゴーゴー No.38」より引用
とまあ、ここまでは以下から文章を頂戴しました。
そもそも引用されたものをさらに引用。
私のために犠牲になってもらうのは由緒正しきミニローターつき機械式、ではなく型とか年式とかが全く分からない電池式。
端正な仕上げと面持ちの腕時計。カットグラスってのもいいですね。修理となった場合はめちゃくちゃお値段しますけど。
御開帳～。
561.101とか001とかいうのが樹脂部分に浮彫されています。調べてみたらこれが型番。ETAのクオーツの番号って初めて見たわ。澪標(みおつくし)みたいな記号はどういう意味なんだろう。
巻芯ぬいて進もうにも、抜けません。どう見てもオシドリの出っ張りを押しても動かない。動け、動いてよ！今動かなきゃ以下略
というので
取れるところから動かして様子を見てみましょうか。
こうなっちゃったらこっちのもんですね。右上の大きなネジを外せば輪列側はほぼ終わり。
オレンジと灰色のピロピロも外せますよ。絶縁用のシートかな。
イカみたいでちょっと和む。
バネとか抑えとかが一体になってるこの部品は助かりますねえ。切り替え機構のあたりは方向やら小ささやら飛行性能やらで嫌いでね。
かんぬきとか切り替えレバーとか、立体的に組むのが苦手。
下は参考。
5個くらいある部品が一つになってるってすごいことなんだよ...。
この少ないスペースに横側からネジを通すんか。よーやるわ。
05Tは文字盤の品番かしら。
日の裏は簡単も簡単。上にうごかすだけでおしまい。カシメてないんですね。
この形の歯車すき。中2本でつながった車。
クオーツは部品数が少ないなあ。30ちょっと？唯一の受け石は外せるのだろうか。
疲れたし組み立ては日をまたごう...。
BUREN ETA 561.101 練習組立 - 損するあほう
では、またお会いしましょう。
